2歳児の「食べない」「偏食」はなぜ起こる?解決法や対策を考えよう!

2歳児の「食べない」「偏食」はなぜ起こる?解決法や対策を考えよう!
この記事はだいたい 15 分前後で読めます。

2歳頃は成長の過程で、食事に対する好みがコロコロとかわりやすくなり、時には少ししか食べなかったり、好きなものばっかり食べて、苦手なものは食べない「偏食」をしたりすることがあります。

こうなってしまうと、親としてはどうしたものかと悩んでしまうことがあると思います。

親としては、もちろん栄養バランスの取れた食事を食べさせたいと思ってバランスの取れた食事を用意するのに、なかなか思うように食べてくれなかったり、残されたりするとかなりメンタルにきますよね・・

この記事では、2歳児の「食べない」「偏食」についての原因と、その解決方法、さらに食事を楽しむための工夫についてご紹介しますので、皆さん頑張りましょう!

なぜ「食べない」「偏食」をするようになるの?

実は食べ物を拒否したり、特定の食べ物ばかりを好んだりするのはごく一般的なことで、以下にその主な理由を解説します。

ちなみに、簡単にまとめると
1.自己主張の一環
2.食欲の変動
3.新しい食材への抵抗感
が挙げられます。
詳しくは下記の記事を参考にして下さい!

1.自己主張の一環

2歳頃になると「イヤイヤ期」と呼ばれる時期に突入します。

この時期では、とにかく自分の意思を強く主張するようになります。

食事もその一環で、自分で食べたいものを選びたいという欲求が出てきてしまうんだとか。

しかしながらこれは成長の一部であり、子どもが自分の判断で行動することを学ぶ過程でもあるので仕方のないことなのです…

2.食欲の変動

2歳頃は成長が急速に進む時期ではあるのですが、日によって運動量が変わったり、その時の気分によって食事の量が変動することがあるそうです。

運動量が変わってくると、体が必要とするエネルギー量も当然変わってくるので、ある日はたくさん食べるけど、次の日はほとんど食べないといったことも出てきます。

確かに大人でもあまり動かなかった日だと食事の量が減ったりすることがあるので、納得できますね。

それに加えて親の分からないところで何かしらのストレスがあるのか、そういったことでも食欲が落ちてしまうそうです。

3.新しい食材への抵抗感

2歳頃は、味や食感に対して非常に敏感で、特に新しい食材や見た目が変わったものに対しては警戒心を持ってしまいます。

見慣れない食べ物や、食感が違うものに対して「嫌い」という反応を示すことがよくあるみたいです。

私の家の場合だと新しい食材や食べ物に対して長女は特に敏感で、口に入れることがかなり困難な時期がありました。

親ができる工夫:2歳児の食事を楽しむためのポイント

2歳頃の食事に対する様々な悩みを解決するために、いくつか工夫をしてみるといいかもしれません。

食べないからと言って無理に食べさせるのではなく、楽しく食事をすることを目指して取り組んであげると、子どもの偏食や食べない問題を徐々に解消していけるかもしれません。

簡単にまとめると以下の5つです。
1.食事の時間を楽しく
2.新しい食材は少しずつ
3.子どもも料理に参加させる
4.食べやすいサイズや形に
5.褒めて伸ばす
理由や詳細は下記の記事を参考にして下さい!

1.食事の食事の時間を楽しい時間にする

まずは、食事の時間を楽しいものにすることが大切です。

食卓の雰囲気が楽しくリラックスできるものであれば、子どもも食べることに対して前向きな気持ちを持ちやすくなります。

食事の時間を楽しくすると言ってもテレビやおもちゃで楽しく過ごさせないようにしてください。

テレビを見たり遊ぶことに気を取られて食事をするどころではなくなります。

家族で一緒に食べることを楽しむということを大切にしましょう。

2.少しずつ新しい食材を試す

新しい食材を一度に大量に出すのではなく、少しずつ取り入れてみることがポイントです。

例えば、いつもの好きなメニューに少量の新しい野菜を加えてみるなど、少しずつ新しい味に慣れさせていくことで、新しい食材に対する抵抗感が減ることがあります。

3.子どもが参加できる環境を作る

子ども自身が食事の準備や食事を作ることに参加できるような環境を作ることも効果的でいいかもしれません。

食材を実際に選んでもらったり、簡単なお手伝いをしてもらうことで、食事への興味が湧き、「自分で作ったから食べたい」という気持ちが生まれやすくなります。

たとえ小さな役割であっても、自分が関与することで食べることに対するモチベーションが高まるみたいです。

これは本当にその通りだと思います。

実際私の家でも、食材の買い物に行ったときにピーマンや人参などの野菜を子どもと一緒に選ぶことで野菜の名前をしっかり覚えましたし、食べる時も嬉しそうに「〇〇(長女の名前)が選んだやつ!」と言って残さずしっかり食べれていました。

4.食べやすい大きさや形に工夫

2歳頃は、手でつかんで食べることが好きな時期です。

食材を食べやすい大きさや形に切って出してみることで、食べる意欲が増すことがあります。

スティック状にした野菜や、カラフルで見た目が楽しい盛り付けをすることで、子どもが興味を持ちやすくなります。

実際、長男(ほぼ2歳)が自分で手に取って食べたい派なので、手に持たせることが多くほったらかしにしても勝手に食べてくれるので助かっています。

ただ、手に持っているものを一口で食べようとしてしまうので、サイズは大きすぎず、口いっぱいにならないように気を付けてあげる必要がありました。

5.小さな成功を積み重ねる

偏食や食べないことに対して焦らず、少しずつ進めていくことが大切です。

1回食べられたらたくさん褒めてあげて、次に挑戦してみるという流れを作ってみると良いかもしれません。

小さな成功体験を積み重ねることで、子どもの食べる意欲を引き出すことにつながっていきます。

褒めて伸ばしましょう!

偏食を改善するための工夫

偏食を改善するには、親として少しずつ子どもの好みを広げていくための工夫が必要です。

無理に食べさせようとするのではなく、楽しみながら新しい食べ物に挑戦させることが大切です。

ここの工夫内容を簡単にまとめると5つあります。
1.食材はカラフルに
2.食材を一緒に選んでみよう
3.食感チェンジ
4.新しいものは少しずつ
5.食事の時間をルーティン化

1.食材をカラフルにする

色鮮やかな食材は、子どもの興味を引きやすくなるそうです。

同じような色合いの食材ばかり使ってしまうと、味はともかく見た目がちょっと…

となってしまった事あるのではないでしょうか?

色の濃い野菜や果物を使って、見た目も楽しめる食事にしてあげることで、食べる意欲を引き出せるようになるみたいです。

例えば、赤、緑、黄色など、色とりどりの野菜を組み合わせることで、見た目も楽しい食事にすることが出来ます。

2.一緒に食材を選ぶ

一緒に食材を買いに行って、子ども自身に食材を選ばせてあげることで食材にも興味を持ってくれます。

自分自身が選んだものなので、興味を持ちやすいですしその食材を使った料理となるとさらに食べる意欲も高まるはずです。

ぜひスーパーなどに一緒に買い物に行き、子ども自身に野菜や果物を選ばせてあげてみてください!

3.食感を変えてみる

同じ食材でも、調理方法を変えることで子どもの反応が変わることがあります。

例えば、にんじんを生のままで出されると大人でも苦手な方いるんじゃないでしょうか?

子どももたぶん同じような感じだと思います。

もちろん生のままで全然おいしく食べれる方もいると思いますが、もし生のままを嫌がるようでしたら、蒸して柔らかくしてあげるとにんじんの甘みも強くなりますし食べやすく感じることがあると思います。

様々な調理方法を試し、子どもが食べやすい形で料理してみることもポイントの一つです。

4.少量から始める

わりと当たり前にしている事かもしれませんが、新しい食材をいきなり大量に出すのではなく、少量から試してみましょう。

少量であれば、子どもの抵抗感も少なくなると思いますし、「一口だけ試してみようかな」という気持ちになりやすいと思いますのでおススメです。

5.食事の時間をルーティン化する

2歳頃は、一定のリズムやルーティン化というものが安心感を与えるそうです。

毎日同じ時間に食事をすることで、自然と食事の時間ごろにはお腹が空き、食べる準備が整ってきます。

お腹が空いていれば、食べたいという気持ちも強くなるので、新しい食材に挑戦するチャンスでもあります。

また、食事前には手を洗う習慣をつけたり、食卓を整えてきれいにする習慣をつけることで、食事の時間というのをを意識しやすくなります。

親が気をつけるべきこと

子どもが思うようにご飯を食べなかったり、食べる時間がすごく長かったりと食事に関するストレスは、親にも大きな負担となることがあります。

ですが子どもが楽しく食べられる環境を整えるためには、親も冷静に対応することが重要となってきます。

親として気をつけたいことは主に3つあります。
1.無理に食べさせない
2.怒らない
3.おやつの時間や量を適切に
正直なところ1と2はなかなか難しいですが、頑張りましょう!

1.無理に食べさせない

お腹がいっぱいな時などに「食べたくない」と思っているのに、無理に食べさせようとしてしまうと、子どもは食事そのものを嫌がるようになってしまうことがあります。

こういったときは無理に食べさせるのではなく、食べられる量やタイミングに合わせてサポートしてあげることが大事です。

といってもこれがイヤイヤ期でお腹が空いているのに「イヤ」と言っているのか、本当にお腹が空いていないのかは運動量やおやつの量を考えて判断してあげないといけないのでなかなか大変です…

2.怒らず見守る

食事中に子どもが食べなかったり、遊んだりしても、怒らず冷静に見守ることが大切です。

といっても怒らずにいるのはかなり難しいと思いますし、時間がない時にゆっくり食べられてしまうとイライラがすごいので時間的な余裕を作っておくのは非常に重要かと思います。

食事に対するネガティブな感情を持たないようにするために、親がリラックスした態度で接することが必要となってきます。

3.おやつや飲み物の調整

おやつやジュースを食べすぎたり、いつもよりおやつの時間が遅かったりすると、ごはんの時間にお腹が空かなくなり、食べなかったり嫌がったりすることがあります。

我が家ではお出かけや用事でおやつの時間が遅くなってしまったり、晩ごはんまでにお腹が空いてしまった時にはおやつの量やジュースはできるだけ少なくするか、晩ごはんの時間を少し早くしてゆっくり時間をかけて食べさせてあげて、寝る前にお腹が空くことのないようにして対策しています。

適度なおやつや水分補給を心がけ、食事の時間にきちんとお腹が空くように調整してあげましょう。

専門家のサポートも考慮に入れる

もしも、子どもの「食べない」や「偏食」が長期間続いてしまい、例えば年齢ごとの平均体重に届かないような場合や明らかに水分も取れていないというようなことがあれば、小児科の先生に相談してみるといいと思います。

特に体重の低下や栄養不足のような時は早めの受診が大切になってきます。

単に食べないことの原因がその時の気分やお腹の膨らみ具合によるものであれば問題はないかと思いますが、中には病気が原因で食欲がなかったり、ごはんを食べるのを嫌がるということも考えられるので、病院の受診も候補にしっかりと入れておいてください。

まとめ

2歳児の「食べない」「偏食」は、成長過程でよく見られる現象ではあるので、そこまで神経質にならなくても良いかと思います。

少しずつ新しい食材に慣れさせたり、食事の時間を楽しくしたりすることで、子どもの食べる意欲を引き出してあげてみてください。

ただ、親としては食べないことや、食べる時間が長かったりすることでイラッとくることも当然あると思います。

そういった時に親としては、無理に食べさせようとするのではなく、食事を楽しむための工夫を取り入れたり、怒ってしまわないように冷静にいることが大切となってきます。

とはいえストレスも溜まりますし、しっかりとストレスを解消できる時間をつくったり、家族に手伝ってもらうなどして1人で抱え込んだりしないようにすることも重要です。

また、食べない原因が気分やその時のお腹の膨らみ具合によるものであればいいのですが、食べない期間が長く続いたりするような時は、何か病気が原因のこともあるかもしれないので、そういった時は小児科を受診するようにしましょう。

Wrote this article この記事を書いた人

ゆうき

ゆうき

未就学児3人のパパ、ゆうきです。 このブログでは、自身の子育ての参考にもなることを調べてまとめています。 みなさんも是非参考にして下さい!

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